柴犬ハック

オレが愛犬をドッグランで遊ばせない理由

一般的には、「犬」は広いところで、好きなように思いっきり走って、友達わんこと楽しく遊ぶのが幸せだと思われている。和犬には当てはまらないような気もするけど、洋犬には当てはまると思う。

ただ、現代の日本で放し飼いは各自治体の条例で禁止されているので、そこかしこで犬をノーリードで自由に遊ばせる事はできない。そこで、犬を飼ったら一度はノーリードで犬を自由に遊ばせられる「ドッグラン」に連れていこうと考えるはず。オレも、過去にそう考え白柴を何度かドッグランに連れて行ったのだが、今はあえて行かないようにしている。

実際に愛犬を連れて行ってみると、ドッグランには色々なリスクがあることがわかる。ドッグランはトラブルの宝庫だと言っても過言ではない。

「ドッグラン」へ飛び込むのはトラブルの炎の中に突っ込んでいくようなもの。

何故オレがそう思ったのか、解説していくのでぜひ読んで欲しい。

1. ドッグランの危険性

ドッグランの基本的なルールは、「おやつ持ち込み禁止」「おもちゃ持ち込み禁止」「狂犬病・混合ワクチン接種済みでないと入場禁止」「ヒート中のメスは入場禁止」「子供の入場禁止」の5つ。

上記の基本的なルールが守られていないドッグランはルール不在の危険な無法地帯だと思って間違いないと、オレは経験からそう思う。

多くのドッグランでは、超小型犬以外の小型犬(ちなみに柴犬は分類上は小型犬なんよ!)から超大型犬まで同じスペースで遊ばせる事が多い。そうなってくると、ドッグランの中は「歩行者から大型トラックが交通ルールなしで縦横無尽に自由に走ったり、ぶつかったり、クラクション鳴らしたり、・・・」という、カオスな状態になってしまいがちなのは想像に難しくないと思う。

この管理されていないカオスな状態では高い確率でトラブルが発生するんだ。

 

2. 具体的リスク一覧

ドッグランで発生するトラブルをざっくりと4つ挙げてみた。

  • 犬同士のトラブル(咬む・咬まれる・マウンティング)
    これ系のトラブルはダントツで多い。初めてドッグランに愛犬を連れていく際は、ドッグランの外から危険そうな犬はいないかじっくり観察してから中に入って欲しい。体格差が大きい場合、咬まれれば即致命傷になる。
    自分の犬にマウンティング癖があるとわかっているのに平気でドッグランで遊ばせてる飼主には要注意。マウンティングは笑って済ませられることと思っているので、マウンティングをされた犬が怒って噛んだ場合、ほぼトラブルに発展する。

  • 人へのリスク(仲裁や接触で噛まれる・子供への事故)
    次に多いのが、犬対人のトラブル。犬の喧嘩に慣れていない人が、喧嘩をしている犬の仲裁に入るとかなりの確率で咬まれる。咬まれないまでも、興奮して走りまくっている大型犬にぶつかられれば大の大人でも簡単に怪我をする。万が一子供なら命の危険に関わる可能性もある。だから、基本的に子供は入場禁止な場合が多い。

  • 人間同士のトラブル(責任の押し付け合い・賠償問題)
    お金も時間も精神力も大量に消費する、できる限り避けて通りたい人間同士のトラブルに発展することが・・・思っているほど少なくない。ドッグラン内で自分の愛犬が、他の人や犬に被害を出したら、理由は関係なく、被害を出した飼主に賠償責任があると思っていて欲しい。「うちの子は悪くないのに・・・相手が喧嘩をふっかけてきたんじゃん!」と思っても、日本の法律では悪い悪くないではなく飼っている犬が被害を出したらその飼主に賠償責任が発生するという決まりなんだ(民法 第718条(動物の占有者等の責任))。この法律の認知度が低いあまり、無用なトラブルが発生し、無用な賠償問題が発生している。

  • 感染リスク(ワクチン未接種)
    この問題はなかなか闇が深い。まず管理人がいない無料のドッグランでは確認をされない。確認されないので、伝染性のある病気(結膜炎や皮膚炎)にかかっていても、飼い主は知ってか知らずか普通に遊ばせていることが想像できる。
    狂犬病は流石に打っているとしても、混合ワクチンを接種しているかどうかわからない。何種のワクチンを接種しているかもわからない。なので、ドッグランを利用している愛犬家は、感染リスクが高めという事を理解して11種(10種)の混合ワクチンを接種することをおすすめする。

3. 常連と新参の構図

地域に根付いているドッグランでよく見るのが、常連の人たちが自分たちの専用ドッグラン感を出して支配している光景。初めて利用する人にルールを説明したり、指図したりと非常にめんどくさい場が構築されていたりする。

厄介なのが犬の社会にも似たような構造が生まれているという点。ドッグランの中で常連犬だけで1つの群れが形成されている事が多く、新参者の犬を見定めるような態度を取ったり、服従を求めたり、時には排他的行動をとったり。

最大の問題点は、こう言った犬の問題行動を静止せず「犬社会の挨拶だから!」といって、問題行動を肯定する人が多い。つまり、自分たちや自分の愛犬の行動は正しく、新参者はそれに従うべきという、ドッグランの利用ルールを超越したマイルールで運用されている常連に支配されたドッグランという事になる。普通に考えれば、他の犬にちょっかいをかけるのをやめられない犬に問題があって、それを野放しにしている飼主に問題があるに決まっている。

ドッグランの常連の人たちは、この歪んだ思想に意義を唱えれば、新参者の飼主の排除行動を常連グループでとったりする。これが嘘のようでオレが経験した本当の話なんだ。

こんなドッグランには絶対に関わってはいけない。

 

4.利用するなら不特定多数が利用する有料ドッグランか貸切ドッグラン(有料&無料)

こんな話ばかりしているが、オレはドッグランの存在には肯定派なんだ。

ルール無視、愛犬を監視しない飼主、他人・他犬へ迷惑をかけている実感が欠如している飼主、のルール無用の状態にいると高確率でトラブルが発生しそうなのでオレはドッグランの利用を遠慮しているだけ。危険を承知で愛犬をドッグランで遊ばせる気にはならないし、常に見張っているのもオレがストレスになる。というのが今のオレの考え。

だから、誰もいないドッグランで愛犬を遊ばせることはよくあるんだ。

旅行に行った際には、気持ちのいい環境でのびのびさせたいから、有料の貸切ドッグランを奮発して借りたりもする。
愛犬がドッグランに慣れてないせいか、あんまり走り回ってくれないことが多いんだけどね(笑)。

現状は、ドッグラン=無法地帯となっていることがほとんど。

逆にしても一緒のことなんだけど、ドッグラン=無法地帯と思っておかないと、とんでもないトラブルに巻き込まれかねないから注意して欲しい。

白柴と赤柴の日常

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