今年の1月末、労災で眼球破裂をして以来ずっと休業中で、労災から給付される休業給付で生計を立てているんだ。この休業給付額は平均賃金の8割もらえる。ただ、税金と社会保険料は引かれない。休業中は税金や社会保険料は会社が肩代わりしていてくれるらしい。なので、治療を終え職場復帰した際には休業した分だけの税金と社会保険料を支払わないといけない。ということで、今までと同じ暮らしをしていると大赤字になってしまうという事に今年の5月の中頃に気づき、急遽節約をしなければいけなくなった。
オレはもともと贅沢をする方ではないので、削れるところと言えば食費くらい。
「働かざるもの食うべからず」
そこでオレは、30代の頃から、挑めど挫けの繰り返しのダイエットを節約を兼ねてやってしまおうと閃いた。
ちなみに、節約兼ダイエットスタート時のオレの身長体重は173.5cmの72kg。
ビールとおつまみ(惣菜)とお菓子とコーヒーに使っていた金額がまあまあ凄かった!
節約兼ダイエットをするにあたって節約した項目が、
ビール500mlを1日2〜3本飲んでいたので、約15,000円
おつまみ(惣菜)は毎日500〜1000円消費、約20,000円
お菓子は菓子パンを含めて1日700円程、 約20,000円
コーヒーは粉コーヒーと豆 約5,000円
合計 約60,000円‼️
これらを一切やめた。
新たに買い足したのがプロテイン。味付きのプロテイン3㎏10,000円のものと、味無し3㎏7,000円のものを混ぜ合わせて6kgを17,000円で使用。合計6㎏で約3ヶ月間分なので、月に約6,000円。
60,000円節約して6,000円購入が増えているので差し引き約54,000円の節約を実現する事ができた。
オレの1日の食事サイクル
節約兼ダイエット後の1日の食事は、
朝8時 プロテイン
昼12時 プロテイン
夕方4時 プロテイン
夜8時 夕食(茶碗一杯のご飯、豆腐、納豆、サラダ、もずく酢、タンパク質が多いおかず)
最初はひもじさで苦しかった。人間は慣れる生き物と聞いた事があったが、今ではこの食事サイクルに完全に慣れた。
食わなければ必ず成功する節約兼ダイエット
人間の脳は、今まで体にあったものが急に無くなると、非常事態宣言級の警報を出す。「早く飲めー!」「早く食べろー!」と、脳みそが子供みたいに駄々をこね始めるんだ。これは“ホメオスタシス”と呼ばれる体の恒常性が働く自然な反応らしい。
この非常事態宣言は、だいたい2〜4週間で落ち着く。そこまで耐えられるかどうかが勝負で、逆に言えばここさえ抜ければ成功率がグッと跳ね上がる。多くの人が挫折するのもこのタイミングだ。
あまりにもキツい人は段階的に減らすのが王道だけど、オレの場合は金欠で選択肢がなく、一気に突入するしかなかった。結果的にはその追い詰められた状況が逆に良かったのかもしれない。
金欠で生活不安がなければ絶対に乗り越えられなかったアルコール・砂糖・油・カフェイン断ち
節約兼ダイエットのスタート当初は想像を絶するほどの苦しさを感じた。
お腹が空いてツラいという感覚もあったが、それよりもアルコールの離脱症状、カフェインの離脱症状が特につらかった。ガチでコロナになったのかなというくらいの体調不良とビールとコーヒーを飲みたいという衝動的な欲求が凄かった。さらに、ポテチやクッキーやチョコレートが食べたくて食べたくて。頭がおかしくなりそうだった。
正直いうと、ドッグフードを見て美味しそうだなって思ってヨダレが止まらなくなってドッグフードをかじってみた事もあった。
精神的には飢えていたと言っても過言ではないくらいツラかった。
ただ、収入が減っている今、この生活を守るためには節約兼ダイエットしかない!と愛犬の顔を見ながら踏ん張ったのを記憶している。
苦しい時、愛犬が大丈夫?がんばれ!がんばれ!とオモチャを咥えながら応援してくれたのを覚えている。心から感謝だ。
オレ自身、この節約兼ダイエットを愛犬がいない、オレ1人の生活で始めていたら、絶対に秒でダイエット終了宣言をする。
「食べられない苦しみ」の割には体重減少は非常に緩やか
節約の効果のパンチ力は凄かったが、ダイエット効果としては思っていたよりも少なかったとオレは思った。
1ヶ月くらいで体重が10㎏は減ると思えるくらい飢えるほどの苦しみを感じていたが、実際の体重減少は一月当たり2.4㎏位だった。個人的にはびっくりするくらい少ない。
今回のダイエットは毎日の変化を記録していたのでざっくり見てほしい。
1日1食+プロテイン3回摂取という結構ハードめなガチダイエットをしてもこの程度でしかダイエットできなかったのは驚き。
ちなみにオレは愛犬家なので、朝晩の散歩で12,000歩程歩いている。
ダイエットの出口戦略が大事
オレの現在の体重は63.6㎏。あと0.6㎏減らして63㎏に慣ればダイエットは終了。
ただし、節約はまだまだ続くし、食生活を戻したらリバウンドしてしまう。
1ヶ月当たり2.4㎏体重が減っていたという事は、1日当たり約500キロカロリー足りなかったという事。
そこで、節約を意識しながらリバウンドしない量とメニューが、
ご飯一杯+納豆or卵or豆腐くらいの量。
とうとう、昼飯が食べられるようになるのかと思うと涙が出てくる位嬉しいが、ちょっと食費がかさむと思うと悔しかったりもする。
ダイエットに絶対必要なのはプロテイン!タンパク質は絶対に取れ!
タンパク質を摂らないダイエットは筋肉を減らし、見た目も老化させるらしい。
大人に1日に必要なタンパク質量は1g×体重。運動やスポーツをする人は1.5g×体重。
今のオレを例にすると63.6g~95.4gという事になる。
節約兼ダイエットといえどもオレがお金をかけてプロテインを購入したのは、健康的にダイエットを成功させるためなんだ。
節約が成功しても体がボロボロになったら意味が無い。
極度のダイエットは孤独な人以外にはかなりハードルが高いのかも
今回の節約兼ダイエットを冷静に振り返ってみると、継続できたのは、オレが独身の一人暮らしだったからという理由も大きい気がする。
意志の弱い人間が、ほぼ飢餓状態の時に、目の前で美味しそうなものを食べている人がいたら・・・、付き合いで外食に行く事があったら・・・、そこで食べてしまって終了になってしまいかねない。
オレも休業中でずっと家にいて、人付き合いもない状態だから継続できたような気がする。
節約兼ダイエットを始める前までは、オレのご飯をねだりに来ていた愛犬達がピタリとこなくなった。おそらくは、ご飯を食べているオレに近づいたら相当やばい、危険なオーラが出るようになったからなんじゃないかと思っている。(笑)