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柴犬ハック

犬にとって“少量でも危険”な食品ランキング TOP10

家の中に普通にある犬の危険

うちの愛犬達は普段はゴミ箱を漁って食べたり、オレのご飯を勝手に食べたりすることはない。

オレが子供の頃は犬が食べてはいけないものがあるなんて認識自体があったのかどうか?

多分なかったと思う。

基本的には犬に牛乳を与えてはいけないらしいんだが、仔犬に牛乳ぶっかけご飯を与えていた記憶がある。

今の知識では、完全にアウトということになる。

ただ、オレの子供の昭和の時代は外飼いがスタンダードの時代だったから、愛犬がこっそりと盗み食いをするって事はなかった。それに比べて室内飼いがスタンダードの昨今では人間の食べ物が愛犬が生活する空間に同居している事を考えると、危険な食べ物をパクりとしてしまうリスクは昭和とは比べ物にならないくらい高い。

基本的には、オレが知識不足で犬にとって危険な食べ物を犬のご飯に入れてしまう以外は危険な食べ物を勝手に食べる事はない。ただずっと犬と暮らしてきて犬に危険な食べ物の認識が曖昧になって、ひょっとすると知らず知らずの内に愛犬に与えてしまっていないか不安になってきたから、犬に危険な食べ物を調べ直してみた。

第1位:キシリトール(ガム・飴・歯磨き粉など)

危険度:★★★

  • 危険な仕組み:大量のインスリン分泌 → 血糖値が急降下。さらに肝細胞にも毒性。
  • 危険な摂取量(目安):体重5kgで1g未満でも危険。ガム数粒で致死的。
  • 中毒症状:急激な低血糖(ふらつき・震え・けいれん)、肝不全。
  • 発症時間:30分〜2時間以内に症状出現。

※人間が噛んで甘みを感じなくなった後でも、ガムの中にはキシリトールが残っているキシリトールは犬にとって 極めて有害 で、少量でも 低血糖肝不全 を起こす。犬の体重 1kgあたり0.1gのキシリトール で低血糖症状が出る可能性。ガム1枚に含まれるキシリトール量は商品によるけど 0.3〜1g程度つまり小型犬なら 噛み終わったガム1枚でも危険域 に入る。

 

第2位:マカダミアナッツ・クルミ・ピスタチオ

危険度:★★★

  • 危険な仕組み:原因物質は未解明。神経系・筋肉への毒性が報告されている。
  • 危険な摂取量(目安):体重5kgで2〜3粒でも症状あり。
  • 中毒症状:ふらつき、筋力低下、体温上昇、震え。
  • 発症時間:6〜12時間以内に発症。

※マカダミアナッツは 加熱しても危険ローストしても、クッキーに焼き込んでも危険性は変わらない。

 

第3位:ぶどう・レーズン
  • 危険度:★★★
  • 危険な仕組み:腎臓の尿細管を壊す未知の成分。
  • 危険な摂取量(目安):体重5kgでブドウ数粒、レーズン数粒で腎不全例あり。安全量は存在しない。
  • 中毒症状:嘔吐、下痢、元気消失、無尿(腎不全)。
  • 発症時間:6〜24時間後に腎臓障害。

第4位:玉ねぎ・長ねぎ・ニラ(ネギ類)
  • 危険度:★★★
  • 危険な仕組み:「有機チオ硫酸化合物」が赤血球を壊し溶血性貧血を引き起こす。加熱しても毒性は消えない。
  • 危険な摂取量(目安):体重5kgで25g(小さじ山盛り1杯程度)で中毒例あり。
  • 中毒症状:貧血、赤色〜茶色尿、呼吸困難、ぐったり。
  • 発症時間:数時間〜数日後に徐々に進行。

犬に中毒を起こす 有機チオ硫酸化合物(N-propyl disulfide など)熱にも強く煮ても焼いても壊れにくい。だから「カレー・シチュー・スープ」などに溶け込んだ汁を舐めただけでも危険になる。体重5kgの犬が 25gの玉ねぎ(小さじ山盛り1杯くらい) を食べただけで中毒症状が出た報告がある。少量の積み重ねも危険。昭和の頃は味噌汁ぶっかけご飯を〜という気持ちはわかるが、科学的には危険。

第5位:アルコール(ビール・ワイン・日本酒など)
  • 危険度:★★★
  • 危険な仕組み:アルコール分解酵素が弱く、少量でも血中濃度が急上昇 → 脳・心臓に障害。
  • 危険な摂取量(目安):体重5kgでビール50ml、日本酒20ml程度で危険。
  • 中毒症状:嘔吐、ふらつき、低体温、昏睡。
  • 発症時間:30分〜1時間以内に発症。

第6位:チョコレート(カカオ)
  • 危険度:★★★
  • 危険な仕組み:「テオブロミン」が犬では分解されず蓄積 → 神経・心臓に毒性。
  • 危険な摂取量(目安):体重5kgでミルクチョコ100g、ビターチョコ50gで致死的。
  • 中毒症状:嘔吐、下痢、興奮、不整脈、けいれん。
  • 発症時間:6〜12時間後に発症。

第7位:カフェイン飲料(コーヒー・紅茶・緑茶・エナジードリンク)
  • 危険度:★★
  • 危険な仕組み:カフェインが中枢神経と心臓を刺激。犬は分解が遅く長時間体内に残る。
  • 危険な摂取量(目安)カフェインで体重1kgあたり20mg前後 が危険域。ちなみにコーヒー1杯(150ml)に含まれるカフェインは 約90mg前後。
  • 中毒症状:興奮、震え、不整脈、けいれん。
  • 発症時間:1〜2時間後に発症。

第8位:アボカド
  • 危険度:★★
  • 危険な仕組み:「ペルシン」という成分が心臓・呼吸器に負担。
  • 危険な摂取量(目安):体重5kgで果肉数十グラムで中毒例あり。
    獣医の見解で「果肉を少量なら大丈夫」派と「念のため完全に避けるべき」派に分かれている。
  • 中毒症状:嘔吐、下痢、呼吸困難。
  • 発症時間:数時間以内に発症。

第9位:生イカ・生タコ・生エビ
  • 危険度:★★
  • 危険な仕組み:チアミナーゼがビタミンB1を分解 → 神経障害。
  • 危険な摂取量(目安):少量でも長期的に与えると危険。
  • 中毒症状:ふらつき、食欲不振、けいれん。
  • 発症時間:数時間〜数日でB1欠乏症状が進行。

火を通せば毒ではないが、消化に悪いので与えるならほんの少量で。体質によってはアレルギーや消化不良の原因になるので要注意。

 

第10位:にんにく
  • 危険度:★★
  • 危険な仕組み:玉ねぎと同じ「有機チオ硫酸化合物」が赤血球を破壊。玉ねぎより強力。
  • 危険な摂取量(目安):体重5kgで1片(5g)でも中毒報告あり。
  • 中毒症状:貧血、黄疸、虚脱。
  • 発症時間:数時間〜数日後に進行

食欲旺盛な子だと、食事中にちょっと席を外した隙にバクバクと食べちゃったって言う事を犬友からたまに聞いたりする事がある。

これらの危険な食品を食べている時は愛犬が食べてしまわないように気をつけたい。

犬が中毒食品を食べたときの対処法

気をつけていても犬にとって危険な食品を食べてしまう事はどうしても発生しうる。そんな時は焦らずに動物病院に連絡して指示を仰いで欲しい。結果としてはたいした事なかったって事になる場合があるとはいえ、結果論で考えては手遅れになってしまう事があるんだ。

危険な食品を愛犬が食べてしまった場合は、絶対に素人判断せずに、プロである獣医師の指示を仰ぐと言う事を胸に刻んで欲しい。

1. すぐに動物病院へ連絡
  • 犬が食べた 食品の種類・量・食べた時間・犬の体重 をできるだけ正確に伝える
  • 「どのくらい危険か?」「すぐ来院が必要か?」を獣医が判断できる
  • 夜間なら 夜間救急動物病院 に連絡を
2. 無理に吐かせない
  • ネットで「塩水」「オキシドールで吐かせる」と書いてあることもあるけど、危険だから絶対にやらないで!
  • 食道や胃を傷つけるリスクがあるし、意識が低下している場合は誤嚥して命に関わる

3. 動物病院での処置
  • 食後すぐ(2時間以内)なら 催吐処置(吐かせる) を行うことがある
  • 活性炭を投与して吸収を防ぐ
  • 輸液・投薬・入院管理などで中毒物質の排出や臓器保護を行う
  • 血液検査で「貧血」「肝機能」「腎機能」のチェックをする
4. 家でできる応急対応(あくまで獣医指示があるとき)
  • 水を飲ませて薄める程度(ただし吐きそうなら無理に飲ませない)
  • 「とりあえず安静・観察」では手遅れになることも多い

基本的にお腹の中に入ってしまってからは素人にできる事は何もないと思っておいて間違いはない。

とりあえず様子見は悪い「先延ばし癖」だと思って、とにかく行動をして欲しい。

 危険な食べ物を犬が食べた時の飼主がすべき行動の鉄則

オレ自身、よく「様子を見てみよう」という考え方をするから、自分自身の反省の気持ちを込めて鉄則を書いてみた。

愛犬の様子がおかしい時に様子を見て、良くなる場合と徐々に悪化していく場合を比べると、徐々に悪化していく方が多かった気がする。

犬は話せないし、本能から体調の悪さを隠してしまう生き物。

飼主が過剰なくらい気を使って過剰なくらい行動してちょうどいいくらいなのかもしれない。

  • 食べたら即連絡 → 病院の指示を仰ぐ
  • 自己判断で吐かせない・様子見しない
  • 救命率はスピード勝負!

この3つを鉄則に、愛犬が危険な食べ物を食べてしまったら即行動していきたいと思う。

 

 

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