たいしてやる事がないのに忙しいオレ

毎日ブログを書くようになってから日に日に「ブログを書く時間がない。」と感じるようになってきた。
オレの今の生活は休業療養中で本当に時間が無い訳がない。でも、何故か、本当に時間がないと感じるようになってブログの毎日更新がキツイと感じるようになっているんだ。
それでも、「100記事まではブログ更新を毎日絶対に続けるぞ!」と誓ったからにはやめられないと言うだけで無理やり書き続けている。
このままでは、誓ったことさえ時間が無い事を言い訳に放り出してしまいそうなので、この「時間がない」感覚に対処すべく調べてみたら、意外な理由がわかった。
日々、時間がないはずは無いと思いながら、意気揚々と立てた目標を諦めてしまう事が多いと言う方は、ぜひこの記事を参考に「時間がない」という人生から脱却して欲しい。
脳の4つの錯覚で「時間が無い」と感じているだけで実際は・・・

「時間がない」って言うのが口癖の人を見ると、バタバタしてる割には特に何も忙しそうではないのにな・・・と思った事はないだろうか。
こういった人の頭の中では、時間がないけどたくさんの事をしなくては〜!とちょっとしたパニックになっているんだ。
客観的に見れば時間があるように見えるのに、当の本人は時間が無いと感じるのには理由があって、それは脳が時間に対して4つの錯覚をしているからなんだ。
1. 認知の錯覚 ― 時間の「見積もりエラー」
計画錯誤(Planning Fallacy)
人は作業にかかる時間を実際より短く見積もる傾向がある。片道どれくらいかかるか?だとか、朝何時に起きれば間に合うのか?だとかで、時間を逆算したはずなのに、実際には全く間に合わなかった!と言う感じで実際にかかる時間よりも短く見積もってしまう傾向があるんだ。だから予定が詰まりすぎて「時間がない」と感じるようになる。
現状バイアス
新しいことを始めるよりも「今の状態を維持」する方を脳が楽と感じるため、新しいことに取りかかれず「時間が足りないからできなかった」と後付けで理由をつける。
2. 注意の錯覚 ― やることが多く見える
認知的負荷(Cognitive Load)
やらないといけない事が頭の中に散らかっていると、実際の作業時間より「忙しい」と錯覚する。例えば、いつものルーティンにちょこっと追加するだけで時間的に圧迫を感じたのに、慣れると全部を普通にこなせるようになる、といった感じ。
ゼイガルニック効果
人間の脳は「未完成」「未解決」の状態をストレス(緊張)として感じる。このストレスを解消したい欲求が働き、「忘れないように記憶を保持する」ことでバランスを取ろうとする。完了すると緊張が解消されて記憶も薄れやすい。
やらないといけない事が多いと「未完成」「未解決」のストレス状態が続き、実際の作業量よりも多くの作業量に感じてしまい「時間がない」と感じてしまうんだ。
3. 感情の錯覚 ― 気持ちが「時間」をゆがめる
ストレスによる時間の縮小
不安や焦りがあると、同じ30分が「一瞬で過ぎた」と感じる。
快楽原則
脳は「楽しいこと」には時間を忘れて没頭するが、「嫌なこと」は始める前から“時間がかかりすぎる”と感じさせる。
4. 行動の錯覚 ― 「時間がない」の自己暗示
選択の回避
オレ達は「時間がないから」と言うことで、難しい決断を簡単に先延ばしにできるようにできているんだ。脳にとっては決断をすると言う事はエネルギーをとっても使う行為なんだ。できる事なら疲れる事をしたく無い脳にとってはエネルギー節約のための回避行動なんだ。
認知的不協和の解消
本当は「やりたくない」けど、それを認めるのは辛い。だから「時間がない」と合理化して心を守る。
脳や行動の錯覚・ムダを削って、実質的に使える時間を広げるテクニック4選

1. 脳の錯覚を逆手に取る
作業を可視化する(書き出す)
脳内に散らかっている「やることリスト」を紙に書くと、認知的負荷が減り「忙しい感覚」が小さくなる。結果として時間的余白が生まれる。
時間ブロック法
あらかじめ「午前は執筆、午後は雑務」とブロックで区切ると、細切れに奪われる時間的錯覚が減る。
2. 行動の工夫で時間を削る
まとめる(バッチ処理)
メール返信や買い物を「1日3回」などにまとめる。脳の切り替えエネルギーを削減。
自動化・外注
ルンバ、食洗機、ネット注文、サブスク宅配などは典型。生活ルーティンを短縮できる。
習慣化
一度「考えずにできる」レベルに落とし込めば、実際の時間も心理的負担も軽くなる。
3. 心理的に時間を広げる
「5分だけルール」
やる気が出ない時も「5分だけ」と始めると、錯覚で「やれる」感覚が出てくる。これでダラダラ時間を削減。
スマホ・SNS断ち
研究では、人は平均で1日2〜3時間を無自覚にスマホに時間を奪われている。通知オフや時間制限アプリで“実時間”を取り戻せる。
移動や待ち時間を活用
ポッドキャストや音声学習で「隙間時間を第二の机」にできる。
4. 時間の使い方を見直す
「やらないことリスト」を作る
やることを増やすより、やめる方が時間は一気に生まれる。
80:20ルール
成果の8割は行動の2割から生まれる法則から効果の薄い作業の20%のことは切り捨てても成果は変わらない可能性が高い。
「時間を生み出す術」は、 脳の錯覚を整理(可視化・習慣化)、行動の効率化(まとめる・自動化)、心理的ムダ削減(SNS・先延ばし)する事で、脳の錯覚で失っていた仮想上の時間と現実の時間を取り戻す事ができる。
まとめ

「時間がない」は錯覚。
「時間を生み出す」は技術。
技術は身につけられる。
だから、オレもあなたにも「時間がある人生」は必ず取り戻せる
アラフィフの今だからこそ、小さくまとまらずに挑戦していくための必須スキルだとオレは思う。
「時間がない」という感覚から解放されると、毎日がぐっと楽になる。
明日はさらに、「脳が疲れやすい部屋の特徴」について掘り下げます。お楽しみに!