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犬の健康・病気・医療

知らないと怖い!犬の命を奪うフィラリア感染症ーでも予防すればほぼ100%防げる病気

 

かつて日本ではフィラリア症は「犬の死因第1位」。

でも今は毎月の予防薬が普及したことで、ほとんど見られなくなった。

飼い主の正しい知識を持って予防さえしていればほぼ100%防げる病気なんだ。

フィラリア予防の参考になれば嬉しいので、最後まで読んでいっていただけると嬉しいです。

フィラリアは発症すると致死率の高い寄生虫病

未治療で放置すれば、多くが数年以内に心不全や呼吸不全で死亡。特に多頭寄生(心臓や肺に多数の虫がいる状態)では致死率が極めて高くなる。

治療が難しい

 → 成虫になったフィラリアを駆除するのは犬に大きなリスクを伴う。

 → 駆虫薬で成虫を殺すと、死骸が血管を詰まらせて急死する危険もある。

 → 外科的に取り出す手術もあるが、大きな負担があり成功率は必ずしも高くない。

症状が出た段階での予後は不良

 → 咳や呼吸困難など「発症」してからの治療成功率は低い。

予防薬でほぼ100%防げる病気だけど、一度発症してしまうと治療は難しく、命に関わる非常に危険な病気。

だからフィラリア症は予防が本当に大切なんだ。

豆知識💡実は人にもフィラリア幼虫は入ってきているって知ってた!

蚊から犬にフィラリアの幼虫が入ってくるのと同じ原理で人の体にも入ってきているんだ。

ただ、フィラリア幼虫が人の体に入ってきても人の免疫がやっつけてしまうから大きな病気にはならない。

健康診断の胸部レントゲンでフィラリア幼虫をやっつけた後の**肺に小さな結節(コイン様陰影)**として偶然見つかることがあるらしい。

(多くは無症状らしい)

フィラリア予防薬を月1回飲ませる理由 

フィラリア予防薬は月に1回、蚊を最後に見た時の1ヶ月後まで投与するのが基本中の基本。

まず必ず覚えておいて欲しいのが、「フィラリア予防薬はフィラリアの幼虫を殺す薬で、幼若成虫〜成虫にはほぼ効果が無い。

そしてもう一つ覚えて欲しいのが、一般的には「蚊によって愛犬の体内に運ばれたフィラリアの幼虫は、約2ヶ月で幼若成虫になる

上記に合わせて覚えて欲しいのが、イレギュラーで「幼虫の一部の個体には早く成長するケースがあって、愛犬の体内に入ってから5〜6週で幼若成虫になる個体もいる。

つまり、投薬予定日から数日くらいの遅れなら、ほぼ問題はないが、その先は日増しにフィラリア症のリスクが増えていくことを理解して欲しい。

フィラリアの幼虫が幼若成虫になった段階で予防は失敗ということになるんだ。

だからこそ、フィラリア予防薬は1ヶ月に1回の投薬が基本ルールなんだ。

体重で薬のサイズが違うけどー体重が超えても大丈夫?(+10%でワンサイズ上が安全)

例えば、フィラリア予防薬に11㎏迄!って書かれている場合、愛犬が11.5㎏でも薬の効果がしっかりと出るように設計はされている。

体重の安全マージンがとってあるとはいえ、上限の10%を超えるようなら、一つ上に切り替えた方がいいとおもう。

フィラリア予防薬の値段がバコンと上がってしまう事は頭が痛いし(本当にフィラリア予防薬って高い)

ひとつ上のフィラリア予防薬を飲ませる事で副反応が出てしまったらと不安になることもあると思う。

料金が上がること事はどうしようもないけど、過量投与での副反応はあまり心配しなくてもいいみたいなんだ。

フィラリア予防薬は安全マージンが広く、製剤や犬種によっては、常用量の数倍〜10倍で安全だった報告もある。

一方で「少なめ」はフィラリア予防の効果不足で命に関わる危険が出てくる。

だから、基本は体重が薬の上限を超えたら、ワンサイズ上を選ぶ方が安全

多頭飼いでの取り違えに注意(コリー系は特に要注意)

フィラリア予防は体重に合わせた投薬が大切なんだけど、多頭飼いの場合、大きい愛犬と小さい愛犬の予防薬を取り違えてあげちゃうってことがあったりするんだ。

大型犬と小型犬、大型犬とコリー系の組み合わせの飼い主さんは要注意。

過量投与には安全マージンがあるから基本的には大丈夫だが、とは言っても小型犬に大型犬のフィラリア予防薬を与えるのは副作用のリスクを上げるからやらないに越した事はない。

逆に大型犬に小型犬のフィラリア予防薬では過少投与で予防効果が期待できなくなってしまう。

特にコリー系はフィラリア予防薬に対して中毒の危険性があるので取り違えは絶対にしちゃダメらしい。

オレの経験では、フィラリア予防薬を同時にパッケージから出して、予防薬の大きさを確認しながら投与していくと間違いが起こりにくいと思う。

検査が陰性でも「絶対安全」とは言い切れない理由ーフィラリア症は予防が命

実はフィラリア検査は「成虫メスの存在」を調べる仕組みで、幼若成虫やオスだけの感染では陰性になるんだ。

つまり「陰性=絶対に安全」ではなく、「今は成虫メスが見つからなかった」という意味。

フィラリアは犬の体内に入ってから成虫メスに育つまでに約4〜6か月かかる

そのため検査で陽性と出るのは感染から数か月後。

つまり「陰性だから感染していない」とは言い切れない。

  • 多くの地域(本州〜関東以西)では:

     5月〜12月:予防薬投与 → 翌年5月に検査 → 薬スタート

  • でももし 11月や12月に感染していた場合:

     → 翌年5月時点では 感染からまだ4〜5か月しか経ってない

     → フィラリアが成虫になりきっていない可能性がある → 検査で陰性になることがある。

毎年春に行うフィラリア検査は、前年に感染していなかったかを確認するためのもの。ただし、前年の11〜12月に感染したケースでえは、翌年春の検査では陰性になることがありる。だからこそ「蚊が出ている間は毎月きちんと投薬」し、「最後の蚊を見た1か月後の投薬」まで徹底することが重要!!

つまり、フィラリア予防は飼主次第なんだ。

最後に

いろいろ調べていて、フィラリア症って結構怖いんだなって思った。

ネットで調べていると、犬の心臓が白い糸のようなフィラリア成虫だらけになっている画像なんかがすぐに出てきた。

オレ自身、フィラリア予防薬を一週間くらい忘れちゃったりする事が普通にあったりしてたんだけど、今一度気を引き締めてフィラリア予防に努めていきたいと思います。

フィラリア予防は、春に検査→地域の開始月に合わせて月1回投与→最後の蚊を見た1ヶ月後まで投与

白柴と赤柴の日常

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