昨日、住宅ローンの変動金利が上がる通知が届いた。
インフレは進んでいるのに、僕の給料はほとんど変わらない。
そこへきて、住宅ローンの金利も上がる。
正直、少し、不安になった。この不安の正体は何だろう?
改めて考えてみると、それは「これからどれだけ支払いが増えるかわからない不安」と、
「住宅ローン破綻してしまうかもしれないという恐怖」だった。
金利はこれからどこまで上がるのか?
はっきりしたことは誰にもわからない。
でも、バブル期のような金利水準(年5〜8%)まで戻る可能性だって、ゼロではない。
金利の役割は、景気の過熱を冷ますこと。
インフレが続く限り、金利もじわじわと上がり続けるかもしれない。
そして、景気というものは、どこかで必ずつまずく。
こんな時代に、
僕ができると思ったことは、以下の3つ。
自宅の相場情報を把握しておくこと
(いざというとき、家を売る選択肢を持つため)
より低金利の金融機関情報を集めておくこと
(より良い条件で借り換えられる可能性を探すため)
家賃相場を調べておくこと
(本当に厳しくなったら、持ち家に固執せず賃貸に移る選択肢も持つため)
持ち家が全てではない。
いざとなったら、
身軽に動ける準備をしておくことも、立派な「備え」だ。
【まとめると】
売る選択肢
借り換える選択肢
賃貸に移る選択肢
→ 3つの「逃げ道」を持っておく。
これが、静かに、強く生きるためのリアルな戦略になる。
そして、景気というものは、どこかで必ずつまずく。
「じゃあ、繰上げ返済はどうか?」
僕なりに考えた。
たしかに、金利が上がるなら、ローン残高を減らしておくのは理にかなっている。
でも現実には、僕を含めた低収入世帯にとって、繰上げ返済できるだけの資金がない。
生活防衛資金(半年分の生活費)すらカツカツの中で、無理にお金を減らしてしまったら、
逆にもっと危険な状況になる。
だから僕は、
「繰上げ返済は、無理にしない」
そう決めた。まずは、
日々の生活を守ること
小さな余裕を積み上げること
を、最優先にする。
「投資で増やせば?」
そんな声も聞こえるかもしれない。でも、僕は投資を無理にすすめない。
資金に余裕があり、10年以上使わずに寝かせておけるお金があれば、投資も悪くない。
でも、僕にとって一番大切なのは、“確実に手元にある現金”だ。
だから、僕は生活を守る為の現金を手元に残すことを最優先にする。
これが、
変動金利上昇の時代に、僕が今できる、静かな備えだ。
慌てない。
無理をしない。
情報を集める。
でも、確かに、一歩ずつ備えていく。
同じように不安を感じている誰かに、
この小さな考え方が、少しでもヒントになれば嬉しいな。
「静かに、強く。」これが、僕の選んだ道。