アラフィフになってお肉もしっかりついてきた。
タルタルのお腹にぷよんぷよんのおしり。鏡で自分を見るたびにガッカリ。
そこで、少しずつ体を整えようと思い、一日一食+ファスティングの生活をスタートさせた。
僕は「健康のために」じゃなく、「体重を落とすために」ファスティングを始めた。
でも、やってみて感じたのは、それだけじゃなかった。
■ 1. 脂肪が燃えて体重が減る
一番わかりやすい効果。
余計なものを入れないことで、体は「じゃあ脂肪を燃やすか」とリザーバータンクに切り替わる。
糖が切れて脂肪がエネルギーになったとき、ケトン体ってやつが出てくるらしい。
これが「脂肪燃えてますよ」のサイン。
このケトン体はファスティング開始からだいたい12〜16時間の空腹で出始める。
何も食べてないのに頭が冴える感覚を感じられたら、それは「脂肪で動いてる」ってことらしい。
■ 2. オートファジーが細胞のゴミを掃除する
聞き慣れない言葉だけど、「オートファジー=細胞の断捨離」。
飢餓状態になると、体の中でいらないタンパク質や壊れかけの細胞を分解して、再利用してくれる。
ファスティング中は、体の中で片づけ祭りが起こってるってわけ。
老化防止、がん予防にも関わるって聞いて、ちょっと期待してる。
■ 3. 胃腸が休まって軽くなる
● 食べるたびにフル稼働
•口に何かを入れた瞬間から消化モードがスタート
•胃液、胆汁、膵液、腸の蠕動運動などが24時間体制で働く
● 働きっぱなしだと“オーバーワーク”
•食べる→消化→吸収→排出をずっと繰り返してると、
消化器官が疲れて炎症を起こしたり、機能が低下しやすくなる
食事を入れない=胃腸を使わない時間が生まれる
内臓が回復&修復に集中できる
→ 結果として「体が軽い」「お腹が静か」「寝起きがスッキリ」などの変化が出やすい
■ 4. 血糖値が安定
⚫️ 眠気・だるさが減る
一番わかりやすい効果
→ 血糖値の乱高下がないと、食後に「ボーッとする」「やる気が出ない」状態が激減
⚫️ 情緒不安定が減る
血糖値が急降下すると「低血糖」状態に近くなり、
脳がエネルギー不足→イライラ・焦燥感・集中力低下
→ 安定してると「気分が落ちにくい」=メンタルが安定する
⚫️脂肪がつきにくくなる
血糖値が急上昇すると「インスリン」が大量に分泌され、脂肪を溜め込むモードに
→ 血糖値が緩やかに上がればインスリンもゆるやか=太りにくくなる体質に
⚫️ 内臓の負担が軽くなる
血糖値の乱高下が続くと、すい臓(インスリンを出す臓器)が疲れる
→ 安定していればすい臓や肝臓の疲労が減り、生活習慣病リスクも下がる
⚫️ 集中力が持続する
脳はブドウ糖が燃料だけど、「急に足りなくなる」と集中が切れる
→ 血糖値が安定してると、脳に一定のエネルギーが供給され続ける
■ 5. 食欲のコントロールがしやすくなる
最初はもちろんお腹が空く。
でも、不思議と**“本当にお腹が空いたとき”と“なんとなく食べたいだけ”**の違いがわかってくる。
お腹が空いて我慢する、お腹が空いた状態の時だけご飯を食べる事で食欲をコントロールしなくては
いけなくなった。
食べすぎたときの、あの罪悪感やダルさが嫌だったけど、
今は「食べるなら1回、ちゃんと楽しむ」っていうルールが自然とできてきた。
■ 6. むくみや便通の改善
食べる量を減らすと、体の中の余分な水分が抜けやすくなる。
顔がむくみにくくなったし、便通もスムーズになった。
腸内環境が整ってきたのかもしれない。
■ 7. 食費が減る=節約にもなる
これは正直オマケだけど、食べないとお金がかからない。
1日3食+間食+晩酌…と比べたら、今は1日数百円。
冷蔵庫もシンプルで、管理が楽。
食費って、見直すと結構大きいんだなと実感。
【おわりに】
僕にとってのファスティングは、
「体重を減らすための手段」だったけど、
結果的に**体も心も軽くする“習慣の整え”**になった。
無理はしてない。
でも、“空腹に慣れる”ことで、自分のリズムが戻ってきた気がする。
また明日も、1日一食でいこうと思う。