オレは一人暮らしで柴犬を2匹飼っている。この2匹は本当の家族。とても大切な存在。
この大切な存在は、オレがいないと生きていけない。
オレが生きていて、なおかつ元気で、なおかつ一緒にいないと、散歩に行けないし、ご飯を食べる事ができない。
つまり、飼主であるオレの身に何かあった時は、うちの柴犬達にとって最大のピンチという事になる。
人間生きてりゃ病気もするし怪我もするし事故にもあう
慎重に生きてきたはずのオレは、2025年1月31日、仕事中の事故で右目を失う危機に直面した。
帰宅できない中、柴犬たちの世話をどうするか…そのとき助けてくれたのが、散歩仲間だった。
一人ではなんともならない時がある
友達なんてほぼゼロのオレは頼れる人なんて皆無。オレの帰りを待っている柴犬達をどうするんだとパニックになった。神にもすがる想いで、神に願いながら柴犬を飼っている近所の犬友へ連絡してみたら、本当に快く「今日から白柴と赤柴預かりますよ!」とおっしゃっていただいた。
この時、なんともならい状況に陥っていたら、家でオレの帰りを待っている柴犬達の世話をする為に、手術をしてもらった右目がなくなる覚悟で家に帰るつもりだった。(抗生物質の点滴をぶっちぎって家に帰っていたら、眼球破裂した右目が細菌感染をおこし、左目や脳にも細菌感染が広がり重篤な状態になっていた可能性があったらしい。)
困ったときの友こそ真の友
独身でも困った時に助けてくれる友達がいる人はいると思う。
でも、オレみたいに孤独な独身男が、散歩の時によく会う犬友が実はめちゃくちゃいい人だった、なんてパターンは奇跡だと思う。
オレは自分の人生の経験から、いろんな人に連絡を取ってお願いしてもやんわり断られ続けて誰にも助けて貰えないというパターンが99%だと思っている。
世の孤独な独身で、オレみたいに知らないうちにいい人に知り合っていた!なんて事は、ほぼ無いと思う。頼れる人がいないなら「しょうがないから諦めよう!」なんて選択は無い。であるならば、奇跡以外の対策を立てる必要がある。
飼主が家に帰れない時、飼主の代わりに愛犬の世話をしてくれるペットシッター
飼主が外出先で緊急事態等で家にしばらく帰れなくなった時に、飼主の代わりに愛犬の世話をしてくれるサービスを提供してくれる業者がこの世にはある。
それがペットシッター。
ペットシッターってどんなサービス
ペットシッターは、飼い主が家を空けるときに犬や猫のお世話をしてくれるサービス。
散歩やご飯の用意、トイレの掃除はもちろん、一緒に遊んでくれることもある。
うちの白柴と赤柴にとって一番安心なのは「いつもの自宅」で過ごすこと。シッターさんに家に来てもらう方がストレスが少ないのが魅力。
旅行や出張、急な残業、そしてもし僕が入院することになったときなんかに、ペットシッターさんがいると心強い。まさに、飼主の“影武者”みたいな存在。
ペットシッターを利用する為には事前の面接が必須
色々なペットシッターをネットでググって研究した限りでは、ペットシッターへ愛犬のお世話の依頼をお願いするには、ペットシッターによる事前面接が必須。飼主の自宅で、お世話をお願いする予定の犬(ペットシッターにもよるが、猫・鳥・金魚も引き受けてくれるところもある)と一緒に面接をうける。
そこで、
- 飼主の家の部屋割りの確認
- 立ち入り禁止エリア
- 飼主の家の鍵の管理方法
- お世話グッズ(ご飯・おもちゃ等)がどこにあるのかの確認
- お散歩コースの確認
- ペットシッターがお世話ができる犬なのか?
を飼主・ペットシッター双方で確認しておく必要があるらしい。
という事で、「あ!やばい!家に帰れない!!」といった緊急時にペットシッターを探しても、基本的にはペットシッターの依頼を受けてくれ無い。そもそも鍵がなければどうすることもできない。
事前に面談をしていても、緊急時の依頼となるとペットシッターの予定次第では受けてくれない事がある。万全を期した準備をするならば、事前に複数のペットシッターに面談をしておく事をおすすめする。
用がなくても半年に一回はペットシッターにお願いをし常連客になっておく
ペットシッターには、無理矢理でも半年に一回はお願いする様にした方がいい。できれば3ヶ月に一回くらいはお願いした方がいい気がする。
理由は
- 常連客であればこそ融通をきかせてくれる可能性が高くなる
- 廃業している可能性もある
- 犬自身も定期的にお世話をしてもらう事で馴染んでいく
オレの利用しているペットシッターの料金

Screenshot
ペットシッターの料金はエリアによる影響が大きいと思うので参考程度に。
愛知県名古屋市エリア
柴犬2匹を朝1時間 夜1時間の散歩 交通費全て込み込みで
¥12,000
安いと考えるのか高いと考えるのかは人それぞれだとは思うが、おれは正直安いと思う。個人宅に来てくれて、犬2匹にハーネスつけて、散歩報告の写真を何枚も送ってくれて、1時間も散歩してくれて。1時間散歩して2匹あたり¥6,000、つまり1匹あたり¥3,000。緊急時にお願いするという事を考えると安い気がする。
困った時に助けてくれる友達つくる。困った時に助けてくれるパートナーを作る事が理想。
過去のオレは人間関係に疲れてしまって、人間関係のミニマリストになっていた。今の日本、独身でも困る事はほぼ無い。
極端な話になるが、自分が死んだらこの子達はどうなってしまうのかな?と考えた時に、絶対に助けてくれる人がいるという状況を作っておく事が、色々な意味で豊かな人生なのかもな!と思う様になってきた。でも、中年になると新しい出会いは少なくなりがちで、大切にできる人間関係は限られてくる。
オレの様な孤独・独身で犬を飼っている人には、人間関係を広げることに全力で取り組み、困った時に助けてくれる友達やパートナー(家族)を作って欲しい。
あなたが動けない時に愛する犬を守れるのは、あなたを愛してくれる信頼できる友やパートナー(家族)しかいないのが現実。