初めて出会った時は天使のように可愛かった仔犬。これから、この天使と素敵なワンライフを送るはずだったのに・・・
家に連れてきて、ようやく仔犬が家の中に慣れてきたと思ったら、速攻で元気レベルをトップギアーに入れて遊び始める仔犬。飼主に笑顔で寄ってきたと思ったら、トッキン トッキンの乳歯でガプガプされ痛いし血が出るしで、楽しいはずのワンライフが地獄絵図になってしまって困っている。なんて話をよくインターネットで見かける。

うちの歴代の柴犬達もきちんと甘噛みする悪魔へ変化をしていた。そこでオレが実際に甘噛みを止めさせる為にやってきた、※100%の成功率を叩き出している甘噛み対策を紹介したいと思う。まぁ、よくあるやり方だから、珍しくも何ともない話なんだけど、飼主が理解していないと全く効果がないどころが、甘噛みがひどくなってしまう事もあるので、その点に重点を置いて紹介したいと思う。
※オレの経験上の話で、実際にはどうかわからない。ただ、これでダメならドッグトレーナーとかのプロに相談してほしい!
仔犬は甘噛みをするのは普通

仔犬が甘噛みをする理由は諸説ある。歯の生え変わりの際に歯がむずむずするからとか。気になって噛んでみるとか。噛み加減を知る為に兄弟同士噛み合っているとか。
仔犬が人間の手とか足を初めて甘噛みする時の動機は諸説あるが、オレが見てきた仔犬達のルーティーン化した甘噛みをしている時の表情を見る限り、甘噛みして痛がっている飼主を見て楽しんでいる愉快犯にしか見えない。
甘噛みをするのは普通。でも、痛がる飼主に甘噛みを続けるのは完全なる※愉快犯だと思って欲しい。
※社会的遊び行動の一部ですが、飼主にとってはただの被害(笑)
甘噛みがエスカレートするパターン
甘噛みをする仔犬は普通。でも、興奮しながら噛んでくるのは普通じゃないと思って欲しい。興奮しながら噛んでくるのは甘噛みの域を越えかかっているか?越えてしまった状態なんだ。かわいい仔犬を興奮しながら噛んでくる悪魔に育てたのは飼主である事を理解して欲しい。
仔犬をお迎えして、最初は「アム❣️アム❣️」と、何ともかわいらしい甘噛みで心がほわほわしたと思う。その時からだんだんとエスカレートしていきガプリと噛みついてきて流血!になる。この時の仔犬の心理状況を、甘噛みで苦しんでいる心優しき飼主達に理解しておいて欲しい。

- 家にきたての頃、軽めに甘噛みをすると「かわいい」と飼主が喜ぶので、甘噛み=喜ばれる事 と学習する
- ちょっと強く噛んだ時「痛!」というリアクションをとる飼主を見て「あれ!今こいつ面白い反応したな(笑)!」と学習する
- 続けて強く甘噛みをすると「痛い!」と言いながら感情を昂らせて動く飼主を見て、「おお!めちゃくちゃこいつ喜んでる!噛むと面白いな!」と興奮状態になる。
- 仔犬が興奮状態でダッシュしながら甘噛み(人間からするとほぼ本気噛み、流血必至)をすると、人間も「痛!」「痛!」と言いながら逃げ惑う姿を見て、「こいつもめちゃくちゃ楽しそうにしてる!オレもお前も楽しい!甘噛みするとみんなハッピー!!」となる
- 人を噛んで遊ぶことが常習化してしまい、興奮するたびに噛んだり服を引っ張ったりするようになってしまう。
甘噛みの最終形態までいくと、飼主は半分ノイローゼになると思う。こうなる前に是非、甘噛みをやめさせる方法を実践して欲しい。
甘噛みをやめさせる方法
仔犬の時期に甘噛みは「絶対にやっちゃいけない!」としっかりと完璧に確実に教えておきたい。
というのも、犬は基本噛む生き物。「人間を噛むとものすごく楽しくない!」としっかりと心に刻ませる事で、犬が死ぬまでの間、飼主を噛む事は基本的には無くなる。
甘噛み対策はスピードが命!

やる事はとっても簡単。
- 甘噛みをされたら「痛!」と叫んでその後、一切の感情を捨て速攻で仔犬をサークルまたはクレートにブチ込む(優しくね❣️)。
- ブチ込んだら感情を捨てたまま、仔犬のいる空間から出て孤独な状態で隔離し、飼主は部屋の外で息を潜める。
- 1分以上、長くても3分以内に無表情で部屋に戻り、ブチ込んだ仔犬を解放。その後は普段通り。
- あとは、甘噛みをされるたびにこれを繰り返す。甘噛みをやめるまでただの一度も例外なく繰り返す。
※ 繰り返し実行するために、サークルやクレートはすぐに出し入れできる位置に置くことを推奨!!

注意点
- 仔犬は「自分がやったことと」の後「1分くらいの出来事」しか結びつけることができない。母犬が仔犬を叱る時のスピードをユーチューブで検索して見て欲しい。その際マネをするのはスピードだけで気迫は絶対に真似しちゃダメ。人間には仔犬を叱る母犬の真似は絶対に真似できません。
- 3分以上の隔離は逆効果の可能性がある。学生時代、クラス全員が騒ぎすぎて先生が怒って教室を出て行ってしまったという経験はないだろうか?先生が出て行ってしまったことで一旦は静まり返るが、しばらくするとガヤガヤと騒がしくなったという経験があれば、まさにそれなんだ。仔犬は3分以上は孤独に隔離されていることに慣れ、1人で遊び始めてしまい、孤独に隔離されることが普通になってしまう。
- 一度でも例外があるとそこにつけ込むのが仔犬。絶対に例外は作らない。

この方法が効果的なのは、犬の学習理論に基づいた「負の罰(Negative Punishment)」という手法だからです。犬は自分が望んだこと(遊びや関わり)が突然取り上げられると、その行動を減らそうとします。重要なのは、すぐに・短く・例外なく行うこと。この3つを守れば、ほとんどの仔犬は短期間で甘噛みをやめます。
オレの経験上、これを繰り返して1日以上甘噛みを続ける猛者の仔犬は見た事は無い。
もしもこの方法を3日間実践して変化が見られないようならば、プロに相談する事をお勧めする。飼主に技術的な問題がある場合、全く効果が現れない。
ドッグトレーナーのパピー向け教室へ申し込むと、結構自分の至らなかったところがわかったりして勉強になる。
甘噛みをやめさせる時に「やりがち」な失敗例

よくあるのが、早く疲れて眠るように、興奮する仔犬を煽り立てて遊ばせてバタンキューを狙う作戦。甘噛みが激化する上に、興奮することが良いことと覚えてしまい家庭犬としては色々とまずいことになることが多いと聞く。仔犬を煽って興奮させるのはお勧めしない。
※最重要 しつけ=体罰・しつけ=大きな音や声で叱りつける、といった方法を絶対に安易にとってはいけないんだ。
というのも、犬に対しての体罰や大きな音や声で叱りつけるというのは相当高度な技術を必要とする。
これができるのは、犬の訓練士養成学校に通って、現場で経験を積んだ訓練士と言われるレベルになった人たちだけだと思って間違いない。
体罰・大きな音や声で叱りつけるのは犬に恐怖心を与え、犬を萎縮させ、信頼関係を失うだけの行動。
犬との信頼関係とは、「私はあなた(犬)を何からも守るし、絶対に痛い事はしないよ」という事を犬に信じてもらい、
犬からは「優しくて、いつも私の事を見守ってくれるあなたとずっと一緒にいたい」と思ってもらう事。
失った信頼関係を取り戻すのは本当に至難の業。だから体罰・大きな音や声で叱る事はやらないにこした事はない。