寝る時はいつも柴犬2匹と一緒に寝ている。夏の時期は暑がりな柴犬の性質上、各々涼しいところを探しながらバラバラで寝る事が多く、とても寂しい思いをしている。秋から冬、そして春から夏前まではオレ・白柴・赤柴は一つの布団で寝ている。柴犬の温もりを感じながら眠れる季節がオレは大好きなんだ。
柴犬たちと眠る事が大好きなオレは、「犬と一緒に寝るのはやめておけ!」的な注意・警告をネットで見ても、毛頭やめるつもりはなかったので無視していた。が、「どこがどう駄目」だから「犬と一緒に寝るのはやめておけ!」と言っているのか知っておいても良さそうだなと思い、詳しく調べてみる事にした。
犬と一緒に寝る人は多い?
オレは、愛犬と「一緒に寝る!」事に何の疑問も抵抗もない「柴犬大好き❤️犬バカおじさん❣️」なので、犬と一緒に寝ているオレは普通なのか?異常なのか?世間はいったいどうなのかが気になり、ネットで犬と一緒に寝ている割合を調べてみた。
- 約8割:愛犬が同じ部屋で寝る(ドッグフードの神様300名調査)
- 約66%:「一緒に添い寝したことがある」経験者(いぬのきもち調査)
- 約60%:「犬と一緒に寝る」習慣がある(ブリーダーナビ調査)
このアンケート結果には納得。犬を飼っている半数以上はオレと同じ「犬と一緒に寝る」習慣がある人だという事に安心感を覚えた。
「犬と一緒に寝るのはやめておけ!という注意や警告をネットでよく見かけるのに、愛犬家の半数以上が一緒に寝ているのか。
みんな知らないだけなのか?知っていて寝ているのか?
そもそも科学的な理由があるのか?調べてみた。
犬と一緒に寝るときの注意点
調べてみて納得。人間と犬が一緒に寝るときのリスクって、結構ビビらせてくれるものが多い。
犬と同じ布団で寝ることで起こり得るリスクはこんな感じ👇
ノミ・マダニが布団に
→散歩で草むら等で拾ってくる。きちんとノミ・ダニ駆除薬で駆除できても、毛にくっついているだけの状態で噛まれる前や、噛まれた後でも実際に駆除薬がノミ・ダニを殺すまでの数時間は布団に持ち込まれる可能性がある。ちなみに、オレは子供の頃ダニを身体中につけてしまい、かなり酷い目に遭った記憶がある。ダニはかなり怖い。
うちはフィラリア駆虫薬とノミ・ダニ駆除薬が一つになったタイプの駆虫薬を飲ませているんだけど、ノミ・ダニへの駆除効果は概ね1ヶ月。首に垂らすスポットタイプも概ね1ヶ月。だから1ヶ月に一回は必ず飲ませるか、垂らすかしたい。
注意したいのが、ノミ・ダニが愛犬に食いついてからしか駆除効果が無いって事!なので、愛犬にくっついてきたノミ・ダニを家に持ち込む可能せはかなり高いってことと、さらに布団に持ち込む可能性もあるってことは忘れないで欲しい。あと、ノミ・ダニが活動し出す温度は10℃以上からと絶対に覚えておいて欲しい。朝晩が冷え込んでいる冬でも気温が10℃以上になる時期はノミ・ダニ駆除薬を飲ませておくと安心だと思う。
寄生虫(回虫・鉤虫・鞭虫など)が犬から人へ
→ 外で拾うことがあり、ふん便や被毛から卵が移る事がある。ちょっと怖いのが、寄生虫は年中拾ってしまう可能性があるんだ。寒い時期は大丈夫ってことは無いので、心配な場合は駆虫薬を飲ませた方がいいかも。
月に一回飲ませるフィラリア・ノミ・ダニ駆虫薬に上記の寄生虫の駆虫成分も含まれているモノが多いから、一回調べてみて欲しい。もし含まれていなければ、対策を検討してもいいかもしれない。
細菌・真菌(カビ)
→ 皮膚炎やマラセチアなど、皮膚常在菌が人にうつることもある。
人獣共通感染症
→ パスツレラ菌、カプノサイトファーガ感染症など(噛み傷・舐め傷から)
健康な犬&予防管理できている場合はリスクは低めだけど、免疫が弱っている人や赤ちゃんとは寝ないほうが安心らしい。
ただ自分は健康だからと甘くみないで欲しいな!と思ったから、ちょい詳しく説明しておく。
愛犬と一緒に寝ている、もしくは家族が愛犬と寝ているという人は一読しておいて欲しい。
1. パスツレラ菌
- 感染経路:犬や猫の口腔内に常在していて、咬傷・引っかき傷・舐められた傷口などから感染
- 主な症状:健康な人:傷口の腫れ、発赤、痛み、
膿高齢者・免疫抑制状態:敗血症や髄膜炎など重症化の可能性
- 特徴:発症が早く(数時間〜1日以内)、化膿しやすい
ペニシリン系抗生物質に感受性が高いが、治療が遅れると深部感染に進む
2. カプノサイトファーガ感染症
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感染経路:犬や猫の唾液中に存在。咬まれたり、傷口を舐められたり、まれに密接接触で感染
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主な症状:健康な人の場合は、発熱、寒気、倦怠感、頭痛、吐き気、下痢、嘔吐
高リスク群(脾臓摘出者、糖尿病、免疫不全、アルコール多飲)は敗血症、髄膜炎、DIC(播種性血管内凝固)など致命的状態になる可能性が高い -
致死率:報告例では20〜30%と高い(発症自体は稀)
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潜伏期間:1〜8日程度だが、進行が早く急変することも
3.危険度のまとめ
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健康な成人:パスツレラ菌は注意(傷口の感染が多い)、カプノサイトファーガはほぼ発症しない
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免疫力が落ちている人:どちらも重症化リスクあり
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高齢者や基礎疾患持ちは特に注意が必要
読んでみると、かなりビビってきてしまう。健康な人なら、さほど危険は無いという事がわかったので、安心して愛犬と一緒に寝続けられる。
赤ちゃんや高齢者、病気の家族がいる場合は一緒に寝ないようにして欲しい。
寝返りや寝相によって愛犬を傷つけてしまう
オレは寝相が悪い方なので、何度か寝相の悪さから白柴を蹴ったり、寝返りをして踏んづけてしまった事がある。
白柴が無傷なのは白柴の反射神経で危険を察知してすぐに逃げてくれたおかげ。
今では、オレの寝相の悪さのを理解し、警戒し、影響を受けない場所で寝てくれているので事故は起きていない。
人間対犬の体重比で考えると、人間の一撃は相当ダメージがあるはず。
特に小型犬であればあるほどに、寝返りの一撃で大ダメージを与えてしまう可能性がある。
オレは布団で寝ているから愛犬が落下するリスクは無いんだけど、ベッドで一緒に寝ている人は落下リスクもある事を知っておいて欲しい。
小型犬や老犬はベッドの高さからの落下でも骨折リスクがあると思う。
一緒に寝る上で、リスクを減らす方法を考えてみた
オレは、愛犬と一緒に寝つづけるつもり。だからと言って、ノミ・ダニは怖いし、寄生虫をお腹に飼いたくはない。なので、有効だと思うリスクを減らす対策方法を考えてみた。
• 毎月のノミダニ駆除薬(経口タイプ)
• 散歩後の足拭き&ブラッシング(ノミ・ダニ対策)
• 布団・シーツはこまめに洗う(ノミ・ダニ対策、愛犬のよだれ除去)
これだけでも自分の布団への持ち込みリスクはかなり下げられると思う。
まとめ
健康管理・お手入れを日々している犬なら、一緒に寝るのは大きな問題ではないようだから安心してこれからも一緒に寝続けられる。
ただし、予防・清潔はこまめにしていこうと思う。
あとは…、今夜も一緒に寝て愛犬の吐息に癒されるだけ。