オレは40代前半で加齢による薄毛で本気で悩んだ
当時、愛犬の散歩のとき、犬友達にハゲてきたのを悟られるのだけは絶対に嫌だった。
リードを持つ手より、ハゲてきているのがバレてないか気になるなんてマジで笑えない。
オレがその薄毛問題に悩み始めたのが離婚直後の40代前半。
当時は離婚したてホヤホヤで結婚生活にうんざりしていたんだけど、それでも、いずれ、きっと、「再婚するかもしれない!」と思っていた矢先の薄毛の進行。
白柴に支えてもらいながらも「あ〜これで再婚は無くなったのかもな〜!」と本気で落ち込んだ。
40年以上生きてきて初めての薄毛進行が男の尊厳と自信を粉々にするという事を知った。
というのも、男の世界ではハゲていない側とハゲている側で世界が分断されていて、ハゲている側には「落ちていく」感覚が強烈にあるからなんだ。若い頃、女の子達からよく聞いた「ハゲ・デブ・チビは嫌い」というキーワドのせいだと思う。
ハゲて変わり果てた自分を社会に曝け出す自信がないと同時に、みんなに笑われるんじゃないかという恐怖にさらされた。
ただ、そんな恐怖の対象のハゲは、オレが子供の頃はハゲはただのハゲでしかなかったんだけど、現代ではハゲはAGA(男性型脱毛症)と呼ばれ、治療しなければ進行するため、医学的には疾患として扱われているんだ。
だから現代の薄毛で悩む男子には薄毛に医学的に治療する選択肢が増えたっていうことなんだ。
日本人男性は薄毛で悩んでいる
多くの日本人男性にとって 切実なテーマである薄毛問題。
薄毛で悩む男子は30代で3割、50代では2人に1人とかなりいて、将来への不安まで含めると20代からすでに“3人に1人以上が薄毛を気にしている”と言われているんだ。
ここでざっくりと日本人男性がどのくらい薄毛で悩み、どのタイミングでAGAが発症しているのかを表にまとめてみた。
日本人男性の年齢別「薄毛・AGAの割合」まと
年齢層 |
薄毛に悩んでいる割合(自覚) |
AGA(男性型脱毛症)発症率の目安 |
---|---|---|
20代 |
約20%以上 |
約10~15% |
30代 |
約35%以上 |
約20~30% |
40代 |
約45%以上 |
約40%前後 |
50代 |
約50%以上 |
約50%前後 |
60代 |
約60%以上 |
約60%以上 |
- 薄毛に悩んでいる割合(自覚) は、リーブ21の調査によるもの。20代でもすでに2割以上が何らかの薄毛進行を感じており、年代とともにその割合は高くなる。
- AGA発症率(診断ベース) の目安としては、20代で10~15%、30代で20~30%、40代以降はさらに高くなって、50代では約半数、60代以上では6割以上に達する傾向がある。
薄毛進行した男の選択肢
薄毛進行したオレが考えた選択肢は下記の3つ。
① 諦める(ナチュラルに生きる)
メリット
- お金がかからない
- 「坊主にする」「帽子・ファッションで遊ぶ」などで逆に個性にできる
- オレがなれるかどうかは別として所ジョージさんや渡辺謙さんみたいに「ハゲがカッコいい」路線もある
デメリット
- 老けて見えることもある
- ハゲを受け入れない限りコンプレックスを抱え続ける
② 育毛(市販品や生活習慣改善)
メリット
- シャンプー、トニック、サプリなど気軽に試せる
- 生活習慣改善(睡眠、食事、ストレス軽減)と組み合わせれば健康にもプラス
デメリット
- 効果は限定的(「抜け毛予防」や「頭皮環境改善」がメイン)
- フサフサに戻ることはほぼ無い
→ 効果があれば「現状維持」や「進行をゆるやかにする」には良い選択。
③ AGA治療(医療)
代表的な薬:フィナステリド / デュタステリド(抜け毛の進行を止める) ミノキシジル(発毛を促す)
メリット
- 科学的に効果が証明されている唯一の方法
- 早ければ数か月で効果を実感できる
- 進行を止めつつ新しい毛も生やせる
• デメリット
- 継続が必須(やめると元に戻る)
- 副作用リスク(性機能低下、初期脱毛、肝機能への影響など)
- 費用が毎月1〜2万円かかることが多い
ハゲが進行し出した時はAGA治療して〜な〜!と思っていた。
ただ、若い頃から家系的にハゲる予感はしていたから「オレはハゲたら坊主かスキンヘッドに絶対する!」と心に決めていた。
髪の毛にすがりつきたい気持ちと潔く散りたいというかなり激しい心の葛藤の中で決断し選んだのが、「諦めて3mm坊主」にするという選択肢だった。
決断した際にオレが考えたのは、
- AGA治療はやめたら元通り
つまり「いつかは禿げる」ことを先送りしているだけ。治療を選ぶと、薄毛との戦いを一生続ける覚悟が必要。治療費も永遠にかかる。 - 心理的負担が長引く
「まだ大丈夫」「もっと生やしたい」と思うほど、常に頭皮を気にし続けることになる。 - 諦めることで得られる解放感
「もう気にしない」と決めた瞬間、悩みから一気に自由になれる。
オレは堂々とハゲとしての人生をスタートさせる事にしたんだ。
3mm坊主頭のメリット・デメリット
オレ自身は胸を張ってハゲ生活を始めて、何の後悔もないんだけどいいことばかりではなかったんだ。
おれは自分でバリカンでカットしているんだけど、カットする頻度は2週に1度くらい。
ちなみにオレが使っているバリカンはこちら
そこでオレなりにメリット・デメリットをまとめてみたから、これからハゲを受け入れて坊主にしようと思う人は参考にして欲しい。
メリット
- バリカンで自分でカットするから床屋代がゼロになった。
→お金と時間の節約効果が地味だけどでかい。バカにはできないレベル。 - ヘアスタイルを気にしなくて良くなった。
- シャンプー&ドライヤーいらずで超絶楽になった。
- 初対面の人に「ハゲちゃったんで坊主なんですよ〜」と冗談っぽく言うと、オレの緊張も相手の緊張も一気にほぐれる。結果、場が和む。
デメリット
- 夏は直射日光で頭皮が焼けるように暑くなる。
- 冬は頭皮が凍るんじゃないかと思うくらい頭が冷える。頭痛がしてくるほど。
- 帽子や服が必ず坊主頭のじょりじょりに引っかかる。相当気になるレベル。セーターは危険。
と言う事で年間を通して帽子が欠かせなくなった。
これはオレの先輩ハゲから聞いた話なんだけど、スキンヘッドは毎日剃らないといけないらしくかなり大変らしい。
アラフィフでのハゲは思ったより同士が多い
ハゲてみて思った事が、思った以上に同年代のハゲが多い事。
坊主やスキンヘッドの人がこんなにも世の中に居たのかと思うくらい。
初対面でハゲ同士の時なんかは、あえてハゲの話はしないけど、同士として一気に親密度があがったりする。
仕事で口うるさいと評判の配達先の人がオレがいくと優しい人になる。
それは「同士」だからなんだ(笑)
ハゲて気づいたアラフィフの本当に大切な事
実は最近思うのが、髪がふさふさでも清潔感がないとアウトという事。
逆にハゲてても清潔感を出していればかなり好印象なきがするんだ。
あくまで人としての話で異性に対してとかモテるとかそういう話では無いんだけど、ふと人と関わる時にそんな気がしてそこんところのアンケート結果を探してみたんだ。
それがこちら
1. (2025年5月 女性100人対象)
「正直、薄毛の男性ってどう思う?」という問いに対して、最も多かった回答が:「清潔感があれば全然OK!」 → 34%
薄毛そのものよりも、“清潔感”があるかどうかが重要だとする女性が最多回答で多数派という結果。
2. 働く女性500人対象の調査(2015年)
「女性から見た男性の薄毛について、あなたの気持ちに近いものを教えてください」という設問では、「清潔感があればよいと思う」 → 58.4%
と、半数以上の女性が「薄毛でも清潔感があれば問題ナシ」と答えているらしい。
このアンケート結果を見る限りは、ハゲても絶望する必要はないって事がわかる。
と言う事は、オレも再婚を狙えるかもしれない!
ただ、ハゲで清潔感がないのは絶望的な状態になるのでフケ・皮脂は絶対NGを心に刻んで気をつけたい。(笑)